医療法人社団木原会は神奈川県の横浜と東戸塚で医科、歯科の連携を図りながら地域医療を支えています

だ液の効能

こんにちは、新杉田医院の衛生士の平田です。

今や外出の際にはマスク着用が当たり前の時代になってしまいましたね・・・

マスクは飛沫を防いでくれるありがたい存在ですが、一方で多くの人が気が付いていないマイナス面もあります。

マスクをしている時、お口の中では何が起こっているのか、気になりませんか?

マスクをしていると、おしゃべりをする機会が減ったり、飲み物を飲む際に躊躇したり・・・

その結果、口の中の潤いが減ってしまうのです。

 

そんな時期だからこそ、改めて知っていただきたいのが、唾液です。

唾液は歯の健康を守ってくれるだけでなく、全身の健康にもつながっています。

お口の中の乾燥を防ぐことで、どんないいことがあるのか?

簡単にご紹介したいと思います。

 

唾液がお口をしっかり機能させるための作用はたくさんあるのですが、私たち衛生士が意識して皆さんの唾液をチェックするものは、

1、phの調整 2、再石灰化 3、自浄作用です。

 

 

1、phの調整・・・飲み物や食べ物をお口にした際、糖分を摂取するとミュータンス菌が酸を排出し、歯面のミネラルが溶けやすい状態になります。そこで活躍するのがこのph!唾液はややアルカリ性の為、口腔内を中性に戻します。phが平均的にあれば歯が溶けにくい環境が作られるのです。

 

2、再石灰化 ・・・口腔内が酸性に傾くと歯面のミネラルが溶けだし、結晶構造がスカスカに一旦なってしまい、歯が溶けやすい状態になってしまうのですが、そこにカルシウムイオンとリン酸イオンを補給し、エナメル質の結晶を新しく形成します。

 

 

3、自浄作用 ・・・食べかすや細菌を洗い流してくれる働きをする唾液。

唾液が届きやすい部分程細菌はたくさん洗い流され、酸も作られにくく虫歯のリスクは低くなります。

 

歯を守る以外にも、食べ物を飲み込みやすくしたり、消化しやすくしたり、日常生活を支える力になっています。

また、全身の健康を守る力も唾液にはあるのです!それは・・・

 

抗菌作用といって、細菌やウイルスに働きかける力です。

唾液には100種類以上の成分が含まれていますが、その中のうち抗菌物質の分泌量が一番多いものがIgAです!

 

IgAは細菌やウイルスなどの異物が侵入すると、見つけて取り囲み粘膜への付着を防ぎます。

そのあと異物は唾液の自浄作用によって、洗い流されるので、私たちは元気に過ごすことが出来るのです。

ウイルスと共に生活している私たちにとって心強い味方なのです!

 

IgAが不足すると風邪やインフルエンザにかかりやすいというデータが出ているようです。

お口の中のIgAを増やすには、まず唾液そのものを増やす事が大切です。

 

常にマスクをし、うるおいが減っている今は特に意識的に唾液を出すようにキシリトールガムを噛んだり、お口の周りの筋肉を動かすような心がけをしてみてください。